オキナメジナ

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標準和名:オキナメジナ
学名:Girella mezina Jordan and Starks,1907
属:スズキ目メジナ科メジナ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年8月
写真の魚のサイズ:8Cm

特徴など:
45cmになります。幼魚ではからだの中央に横に走る黄色い帯を持っていますが、成長すると消えていきます。サン・マリーナではまだ1尾しか見ていませんが実際はもっと多いのではないかと思われます。
水槽で飼っていると大変よく馴れて手から餌を求めるようになり、時にはジャンプして餌を捕るほどまでになります。食べられますが味はあまり良くありません。千葉県から東シナ海にまで分布します。(H.Tanaka)
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2010年5月・鹿児島県喜界島・sfc・約25Cm

クロメジナ

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標準和名:クロメジナ
学名:Girella leonina (Richardson,1846 )
属:スズキ目メジナ科メジナ属
宮崎地方名:オナガ

写真のお魚のサイズ:約40Cm
釣場:宮崎市イルカ岬沖

特徴など:
クロメジナと呼ぶより「尾長(オナガ)」で親しまれるこの魚は、磯上物釣りでも「ヒラマサ」と並ぶ憧れの魚かも知れない。
大きなものは50Cmを超えるが、日本記録魚ともなれば80Cmオーバー。

メジナと比べて何が違うかといえば、その引き込みの強さだが、九州南部では「ワカナ」と呼ばれ瀬際に居ついたどっぷりと太ったクロメジナがとても美味しく釣り人を魅了する。

50Cmを超えると体表面の色が茶色になり「茶グレ」と呼ばれたりもするが、沖目の瀬の際で大型が散見できる。(時期次第)

メジナと区別してもそっくりだが、鰓蓋後縁は黒い事で容易に見分けられるんだけど、これがすぐに見分けられるようになるにはちょっと経験が必要かも。中にはほとんど区別できないような個体もある。
この魚は個体差が激しく、痩せ型・中間型・デブ型などその様子は様々で、色も痩せ型の沖を走りまわるタイプは鮮やかなブルー色だったりする。
以前この魚を別種ではないかと疑い遺伝子的に研究した方もいらっしゃるようだが、すべて同じ遺伝子だったそうだ。考えるに固体により色んな生活習慣があり、その生き様で様子が変わるんだろう。

尾長は釣りがなかなか難しい。
なんとかハリ掛かりさせて、瀬際に突っ込もうとする動作をやっとかわし、どうにか浮かす事ができたと思って油断すると、そこからの抵抗も強い。反転してしまうと勢いよく水中に潜り、吻の根元がハリスを切ってしまう。私もすでに3回ほど大物を逃している。反転してハリ元が切れてしまう魚はこの尾長かイスズミが代表種で、姿も見えず切れてしまったときは、「残念!尾長だったな!」「いやイスズミでしょ?」などと会話する。

宮崎だと、冬のメジナに対し、5月以降は尾長狙いだ。潮が通す沖磯でしか大物には出くわさないが30Cm弱ぐらいまでは近場にもいる。
離島の釣りでは夜中に尾長を狙い、昼は底(イシダイ)狙いという方もいるが、夜でも釣れるのは目が良いからか。昼狙わないのは瀬際にいるので餌取りが多すぎで厳しいからか。基本的には朝まずめ・夕まずめが良いよう。

メジナ

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標準和名:メジナ
学名:Girella punctata Gray,1835
属:スズキ目メジナ科メジナ属
宮崎地方名:クロ

写真のお魚のサイズ:43Cm
釣場:南郷町大島

特徴など:
世界では17種。日本だと3種
メジナ科の魚としては、メジナ・クロメジナ・オキナメジナ
通常メジナは「クロ」と呼ばれ、クロメジナが「オナガ」と呼ばれる。オキナメジナは宮崎だと「牛グレ」と言う。

メジナは知恵を持って釣れる魚だ。だから仕掛が研究されるし、いろんな釣法があったり、とにかく飽きない。
釣りの対象魚も様々だろうが、特に人口が多いだろう。磯場のウワモノ釣りで、もっとも人気がある。
大きなものは70Cm近くまで成長するようだが、50Cm以上ともなるとかなり珍しい。40Cmを超えて感動に値する。
30Cmでも持ち帰るし楽しんだ気になる。
20Cmはリリースだな。鱗を剥ぐのが面倒なので、もっと成長してからね~なんて言いながらリリースする。
釣り人は40Cm以上を目標に釣りをする。基準は40Cmだと重量で約1Kg超だ。そしてそれから先は1Cmでも大物が釣れるとそれを上回るサイズを目標とする。
そんな私は現在48Cm・1.8Kg。画最大サイズで、50Cmを超えたなら魚拓をとろうと思っている。

磯場でメジナ釣りが盛んになるのは秋口10月ぐらいから、春3月ぐらいまでで4月に1度休憩。5~6月に梅雨グレとして狙われるから、約7月(つき)は楽しめる。

釣り雑誌などでは「口太(くちぶと)」とも呼ばれる。口元の様子からの表現だと思われる。オナガと区別するための表現ともいえるが、最近は「メジナ」という呼び名も浸透していると感じる。
ちなみにその名の由来を調べたら「眼近魚:メジカナ」が転じたと言われるとこと。メジカとは眼
の位置が他の魚に比べて特に口に近いものを指す呼称。確かにねぇ

宮崎では県北から県南まで、磯釣りのポイントが多く瀬渡船も数多くある。対象魚のトップの座であるのは間違いないが、瀬の特徴として県北はドン深ポイントが多いのに対し、県南は波が駆け上がる浅瀬が多い。そこで各種釣りが研究されて特徴的な仕掛けも研究されているし、釣り名人も多く排出している。
宮崎中央部には「鬼の洗濯岩」と呼ばれる青島周辺の観光名所があるが、この海岸線の特徴して稚魚を守る役割があり、メジナの稚魚はここを成長の場とする。だから春先からこのあたりの釣りポイントでは10Cm前後の「コッパ(木っ端)」と呼ぶ稚魚が餌取りとして無数にいて、釣りは面白いけどちょっと足場に注意が必要だ。こけたら大怪我の可能性あり。

ちなみに磯場では難しくなるその釣りも、船釣りで磯近くに寄せて同じ釣りをしたら大型も数も釣れるし、瀬がある沖釣りでサビキ釣りをしていても入れ食いになる時もある。つまりこの魚は条件により警戒心が強かったり安心していたりだ。よく聞く話なんだけど、離島に行くと、まったく未開拓の地で大釣りして有名になり、1年も経つとまったく釣れなくなるという。そうやって釣り場が消えていくのだ。でも実は、魚が居ないのではなく学習しているんだと私は思う。