バラフエダイ

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標準和名:バラフエダイ
学名:Lutjanus bohar (Forsskål,1775 )
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:?

撮影者:あらら
撮影場所:日南市大島
撮影日:2009年11月
写真の魚のサイズ:10Cm程度

微妙な水中写真だが、バラフエダイの幼魚というか若魚と言うべきか迷うサイズの魚だ。
この魚はスズメダイの仲間だと思いながら撮影したのだが、同行していた魚類学を学ぶ学生の面々に「バラフエダイですよ!」と、微妙に得意げに言われる。常識だよという雰囲気も伝わってくるのだが、それほど知られた話なのか?いや彼らだけの常識に違いない。
写真を見て明らかにこの魚だという特徴もある。背鰭~尾鰭の間の体の上部に2つの白斑点がある。写真では奥の斑点がはっきりと判るが、手前にも確かにあるようだ。

その話とは、この魚は小さい時に擬態しているらしい。つまり私の勘違い・・・そのものだけど、なんとスズメダイに擬態しているそうだ。
そして安心させて小魚に近寄って、ガツンと食べる。肉食魚である。

サイズは約7Kgに達するようで、長寸だと60~70Cm程度だろうか?日本の生息地は南日本以南ということだ。つまり宮崎・鹿児島から南?

食味としては微妙らしく、大型になるとシガテラ毒を持つ事があるので注意が必要なようだ。

ニセクロホシフエダイ

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標準和名:ニセクロホシフエダイ
学名:Lutjanus fulviflamma (Forsskål,1775 )
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年7月
写真の魚のサイズ:10Cm

特徴など:
30cmになります。黒い点を持つのでクロホシフエダイ(Lutjanus russelli)に似ていますが、縦に走るスジは平行で黄色く細いので区別できます。サン・マリーナではあまり多くは見られません。
防波堤などでよく釣れる魚で、肉食でエビ・カニ、魚類などを主食とします。南日本から太平洋・インド洋にかけて分布しています。(H.Tanaka)

ゴマフエダイ

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標準和名:ゴマフエダイ
学名:Lutjanus argentimaculatus (Forsskål,1775 )
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年8月
写真の魚のサイズ:40Cm

特徴など:
70cmになる大型種です。若い個体は全体に黒っぽくて白いスジが多数ありますが、成長すると全体がやや赤みを帯びたるか、あるいは白くなってきます。若魚では赤い腹鰭が目立ちます。
サン・マリーナでは10cm前後の若い個体がほとんどですが、この40cmもの大きな個体の出現には驚いたものです。腹鰭は淡い赤で、からだにはまだうっすらと横縞があったのでこの魚だと考えます。背鰭が黒く縞模様のはっきりしたわずか1cmの個体は岸壁を非常にゆっくりと移動していました。口が大きいのもこの仲間の特徴的です。河口域から沿岸にかけて見られますが、大きな個体は生活の場を水深100mにまで広げています。南日本から西部太平洋、インド洋までと広い分布域を持ちます。(H.Tanaka)

クロホシフエダイ

kurohosihuedai.jpg標準和名:クロホシフエダイ
学名:Lutjanus russellii (Bleeker,1849 )
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年7月
写真の魚のサイズ:15Cm

特徴など:
55cmになります。からだの後半に丸くて黒い斑点があります。若いうちには目の周りから伸びてくる放射状の目立つ縦に走る縞を4本持っています。口に入る小動物なら何でも食べてしまうどう猛な魚です。
サンマリーナではかなり多い魚で、大きな個体ほど銀白色の魚に見えます。食用になります。
よく似たニセクロホシフエダイはからだのスジが放射状に伸びていないので区別されます。分布は南日本から西部太平洋、インド洋にまで広がっています。(H.Tanaka)
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撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ23Cm

オキフエダイ

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標準和名:オキフエダイ
学名:Lutjanus fulvus (Forster,1801 )
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2006年8月
写真の魚のサイズ:8Cm

特徴など:
45cmになります。尾が黒く、若いうちはからだに黄色いスジが目立ちます。稚魚や未成魚は河口に多く、小魚やタコなど何でも食べるハンターです。サン・マリーナでは割合普通に見る事ができます。
よほど注意しないと発見できない1cmほどの小さな個体を見た時、最初はこの魚だとは思いませんでしたが、途中段階の異なる個体を見ているうちに本種ではないかと気がついたのです。背鰭の上の部分が黒くなっているのは成長してからも同じです。南日本から琉球列島、太平洋・インド洋と広く分布しています。(H.Tanaka)

ウメイロ

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標準和名:ウメイロ
学名:Paracaesio xanthura (Bleeker,1869 )
属:スズキ目フエダイ科アオダイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
写真の魚を撮影したのは1999年10月の宮崎市の沖で、その後沖の深場の釣りに行ってないので、今でも釣れるのか定かではないし、写真は陸に上がってからクーラーボックスの中の魚を撮影したもので鮮度も感じないけど、浅場では釣れないので一定の深場で釣れる魚だと思われる。
私が釣ったのも水深が60m程度だったけど、図鑑記載では200mほどの深さでも生息しているそうだ。
食用としては適していて、白身で美味しいとされている。私が釣った魚は若干淡白(無味無臭)な感じがした。

体長は50Cmほどに成長するようだが、写真の魚のサイズは30Cm弱。数匹立て続けで釣れたので群れで動くと察する。

ヒメフエダイ

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標準和名:ヒメフエダイ
学名:Lutjanus gibbus (Forsskål,1775 )
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
フエダイの仲間は宮崎だとさほど種類は多く居ないと思うのだけど、まあ本州や日本海側よりは随分多いのかも知れない。フエフキダイの仲間と比べて美味な魚が多いのはなぜか判らないけど、何であってもちょっと嬉しい。美味しいからという理由もあるが、やはりなかなか釣れないから。

写真の魚はまだ幼魚といえる。10Cm弱のサイズだ。
成魚は見た事がない。成魚が宮崎に生息するのか定かではないが、子供がいるんだから親が居るのか?はたまた黒潮に乗り卵・稚魚が宮崎までたどり着いたのだろうか。奄美大島まで行くと成魚というか若魚が釣れるようだ。50Cmほどには成長する魚のようだ。
成長すると全体が赤みを帯びているが、幼魚のうちは尾鰭の根元から中心あたりまで黒っぽく、そこから先の尾鰭端は黄色い。また成魚に成るに連れて尾鰭上葉と下葉の先端が丸まるようで、この尾鰭の形状でも区別できそうだ。

アオチビキ

004523.jpg標準和名:アオチビキ
学名:Aprion virescens Valenciennes,1830
属:スズキ目フエダイ科アオチビキ属
宮崎地方名:?

写真のお魚のサイズ:22Cm
釣場:南郷町大島

特徴など:
この魚を釣ったのは1度のみで、その時に浮かんだ名が、バラフエダイ・アオチビキだ。フエダイの仲間だという事は雰囲気で判った。口先に小さな犬歯みたいなものがあるのでバラフエダイが浮かんだんだけど、自宅に戻り、図鑑で調べてビンゴ(アオチビキ)だった。(嬉)
フエダイの仲間としては体高のない、スリムな体形である。

チビキって漢字では「血引」らしい。これが名の由来。獰猛だということだろう。

写真の魚は22Cmで若魚であり、大きいものはメーターオーバー・WEBでは16Kgという魚の写真もあった。ちなみに南方の魚で奄美諸島以南ならこんな大きなサイズも割りに出会えるんだろうけど、宮崎だと若魚でもめったにお目にかかれる魚ではないと思っている。

大きくなると鱗があるブリという雰囲気もあり、愛称にブリが付く言われ方も多いようだ。

食べても、新鮮なら刺身でもよいようだ。評価は分かれるが奄美・沖縄では珍重されているよう。(さほど釣れないからか?)

ちなみにフエダイの仲間は8月末から9月にかけて宮崎の県南だと魚種も多い。この時期が採取の狙いだと思う。

フエダイ

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標準和名:フエダイ
学名:Lutjanus stellatus Akazaki,1983
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:シブ・シブダイ

特徴など:
宮崎では、ヘビーな釣り師なら冬は上物メジナ狙い。春先からチヌ。初夏の頃が底物のイシダイで、晩夏には鮎。秋から冬にはミズイカ・・・

などと対象魚も変わるが、初夏の一時期、こぞって狙われる魚がこのフエダイ。でもフエダイと言っても判る方は少なく、地方名で「シブダイ」なのだ。四季の釣りの対象魚の1つなのである。

シブダイも2種類あり、白星と黒星がある。
写真の魚が白星で、背中に小さな白い点があるのだが、黒星は大きな黒点があるのが特徴。実際には黒星は「クロホシフエダイ」が標準和名なんだけど、宮崎では美味いかさほどでもないかの判断材料でもある。
5月ぐらいからぼちぼち釣れはじめ、6~7月が釣り最盛期。
南方の魚であるフエダイは、この時期に宮崎の南岸に産卵のために浅瀬に寄ってくると思われるが、夜行性で底を狙うため、夜釣りが基本。

写真の魚は30Cm程度で刺身がとれるサイズ。
とても珍しい時期(11月ぐらい)に釣れたんだけど、最近は時々釣れる姿も見るので、南下せずにテトラの周辺に居ついている個体なんだろう。

この魚。めちゃくちゃ美味しいのだ。
刺身で食べた。カワハギと一緒に食べたが比べると判る美味さの違い。
はっきり言ってカワハギより数段美味い!身は固くもなく柔らかくもなく、噛めば旨味がにじんで出る感じ。
最近、魚をさばいていて思うのだが、肉食系の魚の内臓って綺麗だ。
この魚も綺麗で、肝臓部分になるのか判らないが、鮮やかな朱色である。

メジナ狙いの外道なんだけど、これが釣れる=底まで仕掛が落ちている証拠なので、あまり釣れて自慢はできないけどね。

ヨスジフエダイ

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標準和名:ヨスジフエダイ
学名:Lutjanus kasmira (Forsskål,1775 )
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:?

釣場:南郷町大島

特徴など:
魚の名は「ヨスジフエダイ」。その名の通りで4本の筋がとても綺麗に目立つ魚である。フエダイ科フエダイ属であり食べて美味しい魚のようだ。大きさも25Cm前後が成魚のポピュラーサイズのようだが、写真の魚は18Cmだ。
ベンガルフエダイという魚とかなりソックリ。目の下の筋が2本(1本は見えるか見えない程度)ならヨスジフエダイで、1本だとベンガルフエダイとなる。
まあベンガルフエダイは日本には少ないようだ。
ヨコスジフエダイも本土では珍しいと思う。私も岸からは初。
この魚は餌を変えて釣れた。岩ゴカイ(地域によっては青イソメと言うのかな?)で釣ったのだが、動く小動物は何でも口にする(らしい)綺麗な姿に似合わぬ食性。
Googleってみると水中写真(ダイバーの写真)は多い。綺麗だし小さな群れで動く姿は写真に残したい対象になるんだろう。