マルクチヒメジ

marukuti1.jpg 標準和名:マルクチヒメジ
学名:Parupeneus cyclostomus (Lacepède,1801 )
属:スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属
宮崎地方名:?

写真の魚は石垣島で釣って撮影したもので、宮崎には恐らく居ないのだろうと思っていたが、WEB魚図鑑を眺めていて、このサイトでも写真提供等でお世話になるH.Tanaka氏の投稿写真を見つけた。つまり宮崎でも生息しているとの判断にて紹介することにする。

ちなみに「WEB魚図鑑の宮崎のマルクチヒメジ」はこちらより。

奄美大島以南であれば普通に出会える魚のようで、WEB魚図鑑への投稿も南が多い。

特徴をWEB魚図鑑から引用させて頂くと・・・
第2背鰭直後から尾柄部にかけて黄色い鞘状の斑紋があることが特徴だが、成長すると不明瞭になる。髭は著しく長く、鰓蓋後端に達することも特徴。体色は全身が黄色のものから、灰色、黒色、紫色、赤茶色など極めて変異に富む。

という魚だ。割と大きく私が釣ったものも30Cmを超える。
そしてその食味だが、魚料理店に持ち込んで、刺身にて頂いた。石垣島だと「シロダイ」がとても美味として重宝されるが、なかなかどうして、この魚も食べ比べて遜色ない美味さだった。ヒメジ科の魚は微妙に感じていたので意外。

キスジヒメジ

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標準和名:キスジヒメジ
学名:Pempheris japonica Döderlein,1884
属:スズキ目ヒメジ科ヒメジ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:6.3Cm

特徴など:
高知県以南。インド・太平洋域。内湾の砂泥底にすむ。25Cm前後になるようだ。尾鰭上葉に2~4本の暗赤色の斜走帯がある。

WEBさかな図鑑への投稿が2件しかなく、釣り魚としては馴染みが薄いのか、はたまた個体数が少ないのか稀少な魚なのかも知れない。

ヒメジ

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標準和名:ヒメジ
学名:Upeneus japonicus (Houttuyn,1782 )
属:スズキ目ヒメジ科ヒメジ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:15Cm

特徴など:
日本各地。インド・西太平洋域。沿岸の砂泥底にすむ。15Cm前後。日本のヒメジ類で最も普通に見られる種のようで、漁獲ではまとまって量が取れるのがこの魚。

普通は尾鰭の上側に縞模様があるが、興奮したときや夜間は赤色のまだら模様が浮き出るようだ。

下顎に2本のひげがあるのが特徴でひげの先には味蕾(みらい)と呼ばれる感覚器官があり、エサを探すのに利用しているというのがヒメジの最大の特徴。

オジサン

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標準和名:オジサン
学名:Parupeneus multifasciatus (Quoy and Gaimard,1825 )
属:スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
30cmになります。ひげが長く黄色から白色をしています。からだの黒い横縞が幅広いので区別できます。宮崎サン・マリーナではよく3尾で行動を共にしていましたが、成長すれば単独で生活します。ムードによって色を変える事が知られています。本州沿岸では稀とされますが南日本から太平洋・インド洋にかけて分布しています。(H.Tanaka)

写真の魚は宮崎産ではなく、管理者「あらら」が石垣島の船釣りで釣ったものだ。宮崎ではまだ写したことがない。しかしH.Tanakaさんから預かっている資料から、宮崎に生息するのは間違いないので掲載することにした。

標準和名は疑いもなくその容姿からで、オジサンも「叔父さん」で間違いないと思う。釣人も、この種を「オジサン」と呼ぶ。ヒメジは馴染みがないけど「オジサン」ならほぼ判る。オキナヒメジもウミヒゴイでも皆オジサンなのだ。つまり写真の魚はオジサンの中のオジサンだ。なんとなく髯の様子が仙人のようにも見え、びったりだ。(あらら)

アカヒメジ

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標準和名:アカヒメジ
学名:Mulloidichthys vanicolensis (Valenciennes,1831 )
属:スズキ目ヒメジ科アカヒメジ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2006年8月
写真の魚のサイズ:約12~13Cm

特徴など:
40cmになります。からだに縦に走る黄色いスジが1本あるので見分けがつきます。尾も黄色く目立ちましたが1度しか見ていません。夜間に活動し餌を求めています。餌は主に砂の中にいる小動物で、顎ひげで探ります。成長すれば珊瑚の外側などで数尾から数十尾の大群で行動します。南日本から太平洋・インド洋に広く分布します。(H.Tanaka)

ヨメヒメジ

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標準和名:ヨメヒメジ
学名:Upeneus tragula Richardson,1846
属:スズキ目ヒメジ科ヒメジ属
宮崎地方名:?

特徴など:
ヨメヒメジも宮崎では割と普通に見られる魚だ。東京以南の南日本~中国に生息しているそうだ。

この魚の模様もヒメジ科の中では判りやすい。(写真の通り)中央に1本の縦筋があるが、綺麗な1本線でもなく線の幅は乱れている。また尾鰭が虎縞模様があるが、このことから「トラヒメジ」という和名も提唱されていたようだ。現在一般的な標準和名は「ヨメヒメジ」

この魚は私は割りと大きめの固体を何度か釣っている。だいたい30Cm程度だ。図鑑記載の標準的な大きさも30Cm程度だけどこれが成魚サイズだろう。

そしてこの魚の特徴だけど、陸に上がるととても弱い。
撮影のためにボードに乗せると、見る間に体表面の色が変わる。とても不新鮮な色に変化する。
リリースしてもほとんど生還できない。
実は写真の魚は鹿児島の内之浦で釣ったものだ。しかし宮崎県南郷町大島の防波堤でも何度も釣っているので宮崎の魚として写真掲載した。
1度は持ち帰り食べてみたが、極めて不味く感じたのでそれ以降はリリースしている。なるべく早くリリースするように心掛けている。

最近よく参照させて頂いているWEBサイトの「ぼうずコンニャクの市場貝類図鑑」での紹介では、ヒメジ属の魚は身に水分が多く、大きな個体だと鮮魚として流通しているようで、皮下に旨味があり、口に含むと独特の風味が感じられて美味。とのことだ。
私は食べ方を間違っていたのかもしれない。また機会があればチャレンジしようと思う。

コバンヒメジ

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標準和名:コバンヒメジ
学名:Parupeneus indicus (Shaw,1803 )
属:スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
赤いヒメジ科の魚と比べると、身体的特徴があるので割と見分けやすい魚だ。
その独特な特徴とは、背鰭の後方下ぐらいに大きな楕円形の黄色いボヤけた斑紋があることと、尾柄部分の中心よりちょっと上位置に黒褐色の大きめの斑点がある。(写真の通り)
大きさは40Cm程度にはなるようだ。(写真の魚のサイズは20Cm強)

割と浅瀬(20m以浅)の砂泥地帯などで普通に見られる種のようだ。写真の魚も砂地の混じる磯場で釣った。日向市南にある地磯だ。

味はホウライヒメジ・オキナヒメジなどと比べても遜色はないようで、私は刺身ではちょっと美味いとは感じられないけど、一般的に刺身・鍋類・天ぷらなどで普通に食べられるそうだ。

ウミヒゴイ

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標準和名:ウミヒゴイ
学名:Parupeneus chrysopleuron (Temminck and Schlegel,1844 )
属:スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
写真の魚が「ウミヒゴイ」であるのかは、実は同定してもらったこともなくて微妙なんだけど、まあ間違いないかなと思っている。

この魚のサイズも40Cmほどだったけど50Cmぐらいまで成長するようだ。ちょっと深めの岩礁域の砂泥底に住んでいるようで、サビキ釣りの折り、底まで仕掛を落とすとくっ付いてくることがある。

ウミヒゴイとは良い名をつけたもんだと思う。その通りの容姿だ。
海の中だと1本の太めの縦帯が中央に目立つのだが、釣った写真では目立たない。
時々、この手の魚が鍋用として売られているけど刺身ではさほど美味しくない。鍋ならではの食材だ。(と思うのは私だけ?)
ヒメジ科の中では美味しいという評価ではある。

ホウライヒメジ

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標準和名:ホウライヒメジ
学名:Parupeneus ciliatus (Lacepède,1801 )
属:スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
ホウライヒメジの「ホウライ」って何だろうと気になるところだけど中国の伝説で東にある仙人の住む理想郷と伝えられるのが「蓬莱」という記事があった。かってな想像だけど、なんとなく仙人顔の魚だ。でもそれが名の由来ではないかな??

ヒメジ科の魚は下顎(かがく)※アゴに1対のアゴ髭がある。この髭はちょっと太く、砂泥に突っ込んだりして底生の小動物を探し出し捕食するためにある。
他の魚と区別するには、この髭があるか否かで簡単に見分けができるのだが、日本にはヒメジ科の魚が22種いて、これをきちんと見分けるのはきちんとした知識が必要なのかもしれない。
だけど釣り人も漁師も、この魚を見ると総じて「オジサン」という。「オジサン」という標準和名のヒメジ科の魚も居る。

ホウライヒメジも結構大きくなるヒメジ科の魚だけど、40Cm前後には成長するようだ。
尾鰭手前に暗褐色な斑紋があるが、写真の魚もそうだけど、これは目立ったり不明瞭だったりで決め手にはならない。オキナヒメジがよく似ているけど、その暗褐色な斑紋がちょっとくっきりで、左右にあるのがオキナで、中心に大きくかぶさっているのがホウライなのではないかと思っている。