シマクロサギ

クロサギ.jpg 標準和名:シマクロサギ
学名:Gerres shima Iwatsuki, Kimura and Yoshino,2007
属:スズキ目クロサギ科クロサギ属
宮崎地方名:?

撮影者:あらら
撮影場所:串間市市木川
撮影日:2009年9月写真の
魚のサイズ:23Cm

パッと見た目「クロサギ」らしきこの魚を、誰がシマクロサギだと判断できようか・・・当然私はできないのである。偶然にも写真を残していたのが良かった。 それにしてもいまだにその判断は難しい。

このサイトに「クロサギ」と「ミナミクロサギ」の記載もしているが、宮崎大学院生のIzumo君に聞いたら、恐らくミナミクロサギは宮崎には生息しておらず、また「イトヒキサギ」と「ヤマトイトヒキサギ」については、宮崎だとすべて「ヤマト・・・」なんだそうで、同定は専門家に聞くべきで、このサイトの写真も精査が必要だと感じている。
ちなみにこの写真の魚もWEB魚図鑑で討議して頂いて、結果、「シマクロサギ」という判断を頂いた。普通のクロサギと比べて、ちょっとばかり体高があるような気がするが、それ以外の違いが判らない。

ちなみに学名を見ると2007年に恐らく分けられたばかりの、ようは新種であり、宮崎大・鹿児島大・琉球大の成果物なんだろうと思われる。

イトヒキサギ

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標準和名:イトヒキサギ
学名:Gerres filamentosus Cuvier,1829
属:スズキ目クロサギ科クロサギ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年6月
写真の魚のサイズ:17Cm

特徴など:
南日本。~インド・西太平洋域。沿岸の砂底域、河口域にすむ。糸を引いているように長く伸びた背鰭第2棘が名の由来のよう。
体には楕円形の斑紋があることで、似ているホソイトヒキサギとの区別可能。

ヤマトイトヒキサギとの違いが微妙で、簡単には眼が小さいのがヤマト・・・。なんだとか。
きちんと区別できる記事を見つけたら、修正、もしくは紹介したい。

ミナミクロサギ

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標準和名:ミナミクロサギ
学名:Gerres oyena (Forsskål,1775 )
属:スズキ目クロサギ科クロサギ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:20Cm

特徴など:
琉球列島。~インド・西太平洋域。沿岸の砂底にすむ。
クロサギの説明にて、吻は二重になっていて目の前縁より前にあるのがクロサギで、前縁を越える(ちょっと大きめ)ならミナミクロサギと記載したが、写真で判断するのが正直難しい。

ヤマトイトヒキサギ

yamatoitohikisagi.jpg
標準和名:ヤマトイトヒキサギ
学名:Gerres microphthalmus Iwatsuki, Kimura and Yoshino,2002
属:スズキ目クロサギ科クロサギ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年7月
写真の魚のサイズ:15Cm

特徴など:
30cm近くになるものと予想されます。2002年に名前がついたばかりのサギの仲間で、ここでは波打ち際からやや浅い場所に数尾群れていました。はじめは興味が湧かなかったのですが、全種類を収めようと考えてから撮影しました。しかし見当がつかないのでこの仲間に詳しい宮崎大学の岩槻幸雄教授に尋ねたところ、名付けられたばかりの種である事を初めて知ったのです。
しかも教授(Y. Iwatsuki, S. Kimura & T. Yoshino, 2002)が記載したと聞いて驚きました。それまでイトヒキサギ(Gerres filamentosus)とされていたものが2つの異なる種類に分けられたのです。2種類とも背鰭の一部が伸びていますが本種は目が小さい事などから分けられました。
からだは銀灰色でややずんぐりしています。このビーチでは普通に見られる魚で、50mより浅い場所での定置網でも採集されています。かなり大型の種類で、日南で最初に得られた個体は体長が189mmありました。からだに高さのある魚です。
宮崎の他、種子島、四国南部沿岸、紀伊半島からも知られます。ビーチ以外に河口付近にも多く棲んでいる種類です。(H.Tanaka)

ダイミョウサギ

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標準和名:ダイミョウサギ
学名:Gerres japonicus Bleeker,1857
属:スズキ目クロサギ科クロサギ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年6月
写真の魚のサイズ:21.5Cm

特徴など:
私(あらら)が写した写真を掲載しようと思っていたが、あまりにも状態が悪いので知人の「海猿」さんの写真をお借りする事にした。特徴がきちんと出ている写真だ。

私が始めて見たクロサギ科の魚はこの魚で、結構普通に居るんだと思っていたけどそれ以来見ていない。私が釣ったのは宮崎市青島の目の前には水産試験場がある防波堤。
その防波堤でも随分と内寄りで、魚なんて釣れそうにもない場所。
正直その頃はチヌ(クロダイ)すら釣ったことがなくて、これがチヌなんだと思っていたぐらい。写真を写して持っているが、夕暮れでぼけていて公開するには厳しい。だけどダイミョウサギとはなんとか理解できる。

クロサギに比べ、はっきり体高がある。胸鰭・腹鰭・尻鰭がはっきりと黄色い。(クロサギはそうでもない)
背鰭が10棘9柔条ということで区別ができるそうだ。

ところでクロサギはそこそこに日本の各所からWEB魚図鑑に投稿があるが、このダイミョウサギは無い。案外貴重な魚なのかもしれない。

クロサギ

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標準和名:クロサギ
学名:Gerres equulus (Temminck and Schlegel,1844 )
属:スズキ目クロサギ科クロサギ属
宮崎地方名:?

特徴など:
クロサギ科の魚は沿岸何湾域・河口域に生息しているが、案外知られていない魚かもしれない。
鹿児島(錦江湾)に釣りに行った際は多く釣れたが宮崎は少ない。生息の条件の問題かもしれない。

クロサギが話題になるのは、ミナミクロサギとの違いだ。
吻は二重になっていて目の前縁より前にあるのがクロサギで、前縁を越える(ちょっと大きめ)ならミナミクロサギなんだそうだ。

雑食性で、口を伸ばして砂の中のゴカイ類や藻類も摂餌するそうだ。口は結構な長さに伸びるので釣れたら、触ってみると面白い。伸び縮みするストローのような印象。

食べてないけど、食用として塩焼きや似付けで美味しいそうだ。
山渓発刊「日本の海水魚」には宮崎ではマケラという地方名が紹介されているが、私は聞いた事がない。というより自分で釣った以外に人が釣ったシーンを見たことがない。