ハナアナゴ

ハナアナゴ中.jpg 標準和名:ハナアナゴ
学名:Ariosoma anago (Temminck and Schlegel,1846 )
属:ウナギ目アナゴ科ゴテンアナゴ属
宮崎地方名:?

撮影者:あらら
撮影場所:門川町
撮影日:2009年7月
写真の魚のサイズ:約50Cm

船キス釣りで釣れた珍しい長物だ。こんな魚が釣れた場合、なんとなく船も賑わう。「うみへびじゃないですか?」「新種かもよ」なんて会話も飛び出したりするのだが、私の見立てでは「クロアナゴ」ではないかと思った。その時、特徴を知っていた訳ではないけど。
後できちんと調べたら、ハナアナゴに行きつく。

魚の同定は、いろんな図鑑を見て似通ったものから更に絞っていくのだが、この魚の印象から割と太めで眼が大きい。吻がちょっと尖っている(極端ではない)尾鰭下方部が黒い(これは大きな決め手)頭部のちょっと後ろに2つの割と明瞭な暗色帯がある。なんてことになる。こんな特徴を持っているのがハナナナゴと言うことで、もし、何処にもあてはならないと新種なんてことにもなるのだが。

長物でもウミヘビやウツボなどと比べて気味悪く感じないのは、その長さもあるが顔の印象だろうか。魚種がきちんと区別できなくても危険を感じない魚だった。

マアナゴ

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標準和名:マアナゴ
学名:Conger myriaster (Brevoort,1856 )
属:ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:50Cm

特徴など:
北海道以南の日本各地、東シナ海。朝鮮半島。沿岸の砂泥底にすむ。江戸前寿司のネタとしては定番でこの魚を知らぬ人は少ないと思うが、たとえばウナギとハモとマアナゴを並べてきちんと言える人は少ないのかも知れない。さらにはこの仲間のゴテンアナゴやハナアナゴ・クロアナゴだったら更に難しいだろう。

簡単には頭部や体に白色点があり、特に側線孔も白斑の中に存在することで容易に他種と区別することができる。

夏の防波堤や浜での夜釣りなどではお馴染みの魚で、夜釣りだと長物と言われる魚の部類はちょっと怖いけど面白い。きちんと見分けたら、小骨は多いけど美味しい魚なのでぜひ持って帰り、食のチャレンジをお勧めする魚だ。

ゴテンアナゴ

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標準和名:ゴテンアナゴ
学名:Ariosoma meeki (Jordan and Snyder,1900 )
属:ウナギ目アナゴ科ゴテンアナゴ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:16Cm

特徴など:
日本各地。~インド洋。浅海の砂泥底にすむ。ゴテンアナゴは体に小白色斑はなく、眼の後縁の上下に暗色斑点があるそうだ。この眼の暗色斑点が、むかし御殿に仕えた女性が眉墨ををつけて下り眉にしたのと似ているとして、田中茂穂博士が御殿穴子と命名したという由来。

成長するとマアナゴに似ているが、さほど大きくならず60Cmほど。写真の魚は15Cmということで、まだ若魚であり、容姿は成魚と異なる。

クロアナゴ

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標準和名:クロアナゴ
学名:Conger japonicus Bleeker,1879
属:ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属
宮崎地方名:?

特徴など:
釣り魚としては、東京湾などで巨大なクロアナゴをターゲットで狙われるテレビ番組を見たことがあるが、その大きさは1~1.5mと相当だし胴回りの太さも随分だ。
しかしそこまで成長するのは地域的なもので、一般的には1m前後なのかなと思う。

私はこの魚を宮崎では釣った事がない。
写真の魚は鹿児島県の佐多岬にて、フエダイ狙いの磯夜釣りで釣ったもので、宮崎に居ないのなら登録はやめておこうと思ったが、門川の「海猿」さんが「WEB魚図鑑」上に写真を残されていたので、宮崎にも居る種であると判断し紹介することにした。

さて写真の魚だが、持ち帰って蒲焼風に調理して食べた。
炭で焼いて、醤油タレで、焼きあがった後はとても香ばしかったのだが、口にして「うっ・・」って印象。小骨は多いし、身は独特の不味さ。がっかりで2度と持ち帰らないと誓ったけど、これは料理の仕方次第かもしれない。